■紫外線の種類とその特徴

紫外線Ａ波(UVA)	紫外線Ｂ波(UVB)	紫外線Ｃ波(UVC)
315-400mm	280-315mm	200-280mm
真皮にあるコラーゲンを破壊してしわの原因を作る。	メラニンの生成を促してシミの原因を作る。	オゾン層で吸収されているが、皮膚がんの原因となる。
一年中照射されていて、季節や天候に左右されない	５月から８月ごろまでが最も多いとされる。
防止効果はPA+で表記	防止効果をSPFで表記

一年を通じて、照射量に変化が少ないのが特徴です。天候にもあまり左右されないため、冬場や曇りの日、室内でも対策が必要といわれています。真皮にまで到達してしまい、肌が保持しているコラーゲンを破壊してハリが失われシワの原因となります。
日焼け止めで表示される、PA(Protection Grade of UVA)が、紫外線Ａ波の防止値で、PA+、PA++、PA+++と表記されます。これは何も付けていない場合と、日焼け止めを付けた場合の日焼けをするまでの時間の比率を意味します。
何も塗っていない場合を１とした場合、PA+がその２倍、、PA++は４倍、PA+++は８倍となります。
照射されると、真皮に到達してシワの原因となりますが、夜になって熱を発生させてしまいます。この熱を肌が感知するとメラニンが生成され夜間の間にシワの原因を作ってしまう厄介な紫外線です。



初夏から晩夏にかけて最も多く季節（照射角）に影響されます。皮膚の表面を発熱させるために、メラニン色素の生成を促しシミの原因を作ります。メラニン色素は、肌が持つ紫外線対策の作用なのですが、美容的に観るとシミの原因となるため、メラニンの生成は防止する必要があります。
日焼け止めではSPF(Sun Protection Factor)の数値で表記されます。
何も付けずに２０分かけて日焼けした肌に対して、日焼け止めを塗って同じ程度日焼けするまでの時間の比率です。ＳＰＦ３０ならば、２０分×ＳＰＦ３０＝６００分(１０時間)となり、何も塗らずに２０分日に焼けた肌は、ＳＰＦ３０のものを付けて１０時間、日に焼けたのと同じという事を意味します。

  続いて「紫外線を防止する成分」について。